青空の下で

かけがえのない今日という日々

未来

ずっと全身が何かの籠に入れられた感覚が抜けない。生前からその感覚が僕を支配している感がある。
夜明けが来ない海岸で、膝以上に体を沈めず、海に溺れているような。
それを、解き放ちたいという願望を常に持っているわけではない。生きるを輝かしたときにそういった心は僕に産まれるのだ。
人は生きるを輝かした仕事をしなければならない。僕は少なからずそういったものに接近していた時期はあったのだ。
何か気が重かったり、やる気がでないときもある。しかし、後送りしてきた問題はもう解決しなければ、一生解決できないかもしれない年齢を迎えていくのだ。
次と話すたびに、もう手遅れな年代へと僕は突入していく。後輩はどんどんと誕生し、同期は道を離れていく。僕が目指しているのが何なのか、僕は無理だと思いながら残り、それでも成し遂げようとする夢は何であるのか。
この場所に失望して欲しくない。未来を重ねようとするならば、生命があると発言しなければならない。僕自身がここは本当にいい場所だと心から呟けるか否か。確かめなければならない。
いつだって胸の中に抱え込んだ疑問は、そんなことに悩まなくていいよって先人が教えてくれる。
僕はその先へ進むべきだ。戦うべきなのだ。きっと。