青空の下で

かけがえのない今日という日々

[10月公演に向けて]親愛、新時代への脈動と共に[ep6]

f:id:kitaken1996:20201009183308j:plain
どうも朝シャワーを浴びてからくしゃみをしがちな喜多健介です。神戸は今日も雨。台風が来てるようですが、出来る限り逸れてくれることを祈っております。
最近は気分が落ち着いています。新しいことを幾つか始めて、自分なりに続けている結果か。ただこれで満足せずにもっと新しい世界が切り拓けるように心ゆたかに戦っていきたい。
今日は昨日の稽古を振り返りましょうか。なんかそんな気分。
稽古は本番のためにやっているもので、極論を云えば最初から全てを熟せるならば、稽古なんて必要ない。ただ稽古しなければ本番まで持っていく力がないので稽古の日々。
日々に力を費やす。多くの劇団員がそれぞれのテーマと夢を持ち、劇団で活動していますが、皆んなが一度の舞台で表に出るかというとそうではない。僕の劇団は裏方も劇団員で回すので出演機会が少ない人が出てくる。それ以外の理由でも、なかなか思うようにいかず、出れないというケースもある。
本番までに様々な部署で調整して、ラストお客様の前で披露する。それこそが現在達成することが出来た劇団としての姿。そこら辺はまだ僕の経験が浅く、実際のところはどうなのか意見は変わっていきそうです。
ただ今思っていること。たとえ表に出ることが出来ない人にもそれぞれの想いがある。それは表舞台には出ることもなく、厳しい言い方ですが必要もないものだろうけれど、それでもすごく尊く素晴らしいものだと思っています。なにか変えたい。変わりたい。表に届けるような計画が破綻した案は闇へと消えていくけれど、焦りや虚しさが見えるけれど、その魂の火は人の心を動かす。その決意。届かないことはわかっていても、今の現状に対して一石を投じたい、それは自分自身に対しても仲間に対しても。
稽古ってやつは表には出る必要のないステージですが、そこで繰り広げられる様々な想いの錯綜の結果、本番ステージで美しい花が咲く。その為には出演者、裏方、数多くの想いの集積が欠かせないのです。
どれだけ偉そうに構えても、言葉でなく行動、想いを感じられなければ人は動かない。お客様に届けなかった数多の想いの分もステージに立つ限りは受け止めて皆様に披露したい。くたばった魂、それは汚い愚かな残念ななんて言葉で片付けていいものではない。それもまた美しく、素晴らしい。代わりにならないが受け止めてステージに錦を飾る。それが、劇団として正しい姿でしょ。出る人の責任でしょ。一人でやっているわけでない。みんなでやっているわけだから、みんなの気持ちを届けたい。劇団という姿を表現したい。
今日はこの辺でですね。いや、なんていうか昨日の稽古のことをずっと考えていたわけではないですが、愛情深い先輩の稽古風景をみて私が考えたことですね、以上の文章は。やっぱり伊達に経験を積んでいない、生きていない。此処には生きた人が沢山いる。魂を持った方々が沢山いる。だからこそ、僕もそれに呼応したい。素晴らしさを届けたい。不器用な私達を僕はすごく愛おしく思っている。
ONE for all. All for one.
一人はみんなの為に。
みんなは一人の為に。
美しい想いをみんなで届けたい。
想いを届けられないならば代わりに届けられる僕が届けよう。
僕が届けられない思いは届けられる君に託そう。
それが人が集まる組織の美点。
皆様に届けたい。
その為に僕は努めたい。
変化の脈動が新しい大河へと到達することを祈り、努める。到達しなければ、また切り替えて新たな脈動に響き、信じよう。その繰り返し。
では、また今度。
Hello Summer,Goodbye.
あと3週間。受け止めて、感じて。