青空の下で

かけがえのない今日という日々

客を呼んでなんぼやからこそ、心を込めて

今週から毎週金曜日22時からツイキャスで朗読配信を始めることとした。配信の理由は自分の活動範囲を広げるためだ。
今の僕には激しいキャッチがない。ないものが騙ることはできるが、騙りには限界がある。僕は限界に拘るよりも、実務を掴むために激しく切り拓いていく心が大切なように思う。
劇団活動というのは客を呼んでなんぼなところがある。呼べない劇団に活動する意味はない。表現したいものがあり、表現が成功すればそれなりに客はつく。一つも客がつかないということは、表現はまだ未然ということだ。
私は自分の劇団も自分自身も未然でいたくはない。とてもではないが、僕自身も劇団もこの程度で満足できるほど人間が出来ていない。僕はもう少し高みへと登っていきたい。そのための策として今僕に出来ることとして朗読を継続してやっていくことを僕へのノルマとした。
真に人を惹きつける素質を僕は持ち合わせていない。僕は僕自身に対してあまり方法をわかっていないし、今まではわかりたくはなかった。だから、僕はお客さまを呼ぶことが苦手だ。
僕はお客さんの立場に立って、自分がお客さんならば見たいかどうか。そうだ。見たいかどうか。価値が存在するのか。その観点に沿って今までやってきた。これからも当分はそういう感じだろう。
僕は親身に接してきた人間やすごく詩的な人間の世界ならば覗きたいと思う。だから、僕はそれを推し進めていく。僕のやり方ってそれ。
だから、僕に対してそのような心持ちを感じた、感じないにかかわらず、何か興味を覚えたならば劇場に来て欲しい。僕の表現を見て欲しいのです。僕なりにご観劇された方に気持ちを届けます。それがすごくつまらないものなら唾吐いて、ヤジはいて、ため息吐いて帰ってください。そして二度とこないか、ヤジ吐くために来ても構わない。それもまたすごく嬉しいことなのですから。
僕はとにかく自分にできることの最高に近い行為を成し遂げたいと考える。そのために出来る限り尽くしたい。それに協力してくれる方を僕は嬉しく思います。だから手伝って欲しい。一緒に幸せになりましょう。楽しみましょう。どういう方法でもいい。あなたなりの方法で。