青空の下で

かけがえのない今日という日々

[10月公演に向けて]新たなる挑戦者[ep1]

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月が綺麗ですね。

どうも喜多健介です。

今日から10月公演に向けて、不定期ではあるが我がブログで我が眼に映る今血走る物語について語っていこう。もちろんこの物語がフィクションであり実際の人物や団体と関係ないと注意書きを書かせていただきながら。
まず初めに書く物語。それは新たな照明担当という話である。
私が入団してから劇団の照明担当は主に二人の人間が占めていた。私と先輩である。
今回の公演は遂に新たな挑戦者が現れた。此れは喜ばしいことである。
さて、世の中には色々と後輩に伝えることがある。伝えなければ世の中はうまく回っていかない。そして不都合なく廻せるように気を配るのが先人の使命である。
一応私はこの三年、随分と長く照明を担当してきたような気がする。しかしだからと言って神のような照明捌きを手に入れたかというと遥かに未然である。三年という時間がありながら一体何をやっていたのかと突っ込まれると恐縮するほかない、
人に何かを教えるというのは神にしか出来ないと思う。私は神ではない。人に教えを伝えるスキルを持っているとは思えない私が大きなキーワードで彼を始めとする挑戦者たちにいえることは以下に示すことだ。
『自分の仕事を全うすること』
『先人あっての今であることを忘れないこと。全てには流れがあり定まった歴史があったうえで今があること』
『演出家を主に周りの話をよく聞き、意見交換、疑問点の解消に努めること』
『自分のセンスを疑わないこと。ただし時には道を違え意固地になることを忘れずに挑むこと』
『照明は照明であり、演出あっての照明であることを忘れないこと。照明あっての演出ではないないことを頭に強く刻むこと』
『人を照らせ』
『以上を踏まえた上で全てを棚上げにしても構わない。ただし、上記は棚上げにしても存在することは存在していると頭の隅に入れていること。懸命に励め。励めば結果は自ずと出る。がんばれ。応援している』
以上を踏まえて、一公演という大海原で様々な事件が起こることであろう。それは必ず大きな経験になるはずだから、踠き苦しみ間違えて泣いて、最後に笑えばそれでええと思う。
ってな感じの心構えしか僕には言えない。伝えられない。
実際何をどうやっていくか。それは自分自身の手でその光明を見出していくしかないと思う。そして、光明が見えず暗闇に落ちそうな君を僕は手に握りしめた垢まみれのランタンでこっちだよと微かなヒントを照らすことしかできない。
それで君の未来が切り拓いていくならば、僕はそれ以上の幸福はないと思っている。
だから出来る限りのことはやっていきたい。気づいていきたい。
なんだかんだいっての劇団。今までと共にこれからを見据えて進みたい。
僕らには見出せなかった新しい光と出会えることを期待してね。


青は藍より出でて藍より青し


私はこの劇団にやってくるまで照明という分野と縁を持つとは思っていなかった。そういうことは苦手でうまく受け止められる分野ではなかった。
その分野と苦手なりに向き合おうと努めて、果てる途中の経過が今。
素人の中でも、不出来の良識ある者なりという極めて悪質な類の私が務めてきた結果が今。
私は、私自身を越えていく才を持つものなど山ほどいると考えている。
これぐらいの山、簡単に越えて、もっと更に先に進めやい。
僕はそれに負けないぐらいに走って更に大きくなるからね。
いつだってそのつもりなのだ。
だから、出来る限りがんばれ。
応援している。